もはや普通では幸せになれない?新卒入社した企業にしがみつく時代じゃない?
今、日本が大きく変わろうとしています。
いや、これまでもそうだったけど、何かがほころびはじめて、見えるようになってきただけかもしれない。
今までは必死に「普通」になることが幸せへの近道だった。
つまり新卒でそこそこの企業に入社して、そこで少しずつ実績を残して、年功序列で給料が上がっていく……そんな普通が僕らの当たり前だった。
周りと同じように、とにかく一緒になって、みんなが乗る新卒入社という満員電車に乗ることが人生の成功だった。
その電車に乗りそびれたり、途中で降りてしまった人は、もう普通ではない。自らの足でどこかわからない目的地まで行かなくてはいけない。
ようするに、転職というものには、どこか怖いだったりネガティヴなイメージがあった。よく言えばチャレンジと言えるけど、悪く言えば新卒入社で失敗した人という印象が強かった。
もちろん、転職によって、普通の人たちよりも最短ルートで行ける自由や、大きな成功を収めれば豪華なファーストクラスで目的地へ行ける可能性だってある。
でも、これまでは普通の電車で十分幸せになれた。だから、みんなそこにしがみついていた。
この普通の電車とはほとんどの場合、「会社」を意味すると思う。
つまり会社こそが、人生の目的地を決めてくれる唯一のもので、その中でなんとか良い席をキープしようと押し合いへし合いしてきた。
でも、こんな電車は……もうない。幻想だ。
あったところで、残念ながら、それはもうこれまでの普通の満員電車とは違う、限られた人にしか乗車が許されない特別な電車なのだ。
転職が怖いのはなぜ?人間関係?それとも後悔?
よく転職が怖いという人に多いのが、なかなか辞めることを言い出せないパターンと、いざ辞めてしまった後に後悔するのではないかと悩むパターンの2つにわけられるという。
よく自分の中で考えてほしい。
人間関係なんて、作ってはなくなり、なくなりは作ってというものだ。いまの会社の人と一生をともにするのか。仲が良いのであればそれもいいかもしれないが、決してそれによって自分の何かが悪くなることではない。
やめたければやめたいとはっきり言うべきだ。やめたいのにやめないで会社にしがみつくほうが人間関係は悪くなる。
やめてから後悔も同じだ。どのみち、人生なんて後悔の連続だ。
辞めなくても後悔するし、辞めても後悔する人は後悔する。
だったら、転職という道を考えるとき、後悔にとらわれる必要はない。
転職したいという気持ちが一番自分にとって本当の気持ちなのだ。
新卒入社で失敗。じゃあどうすべきか?
会社は僕らの全てではない。
僕らのほんの一部に会社があるだけ。
転職が怖い。新卒入社した企業にしがみつきたい。こうしてがんじがらめになってしまっている愚かな自分は、こんな考え方をするだけでだいぶ変われる気がする。
今の仕事が違うなら迷わずどんどん転職すればいいし、副業ができる会社で複数の仕事を掛け持ちしたっていい。
「普通」を求めて過去や未来にビクビクする必要はない。
今やりたいことをやればいい。
もう新卒入社した会社にずっとしがみつく時代じゃない。