もう少し先の未来は「楽しめる仕事」の奪い合いになるのではないか

今、「働く」ということへの考え方が見直されています。

「これまでは朝から晩まで会社にいるだけで、それなりに暮らしていけた。コツコツとマジメにやっていれば、なんとかなった」

こうした考えは、ある種リスクでもあるということに、みんなが気付きはじめました。

とりあえず新卒で良い企業に潜り込めば安泰なんてのは幻想で、いまや大手の銀行員でさえ先行き不安から転職を考える時代に。

では、そういった中で、今後はどんな働き方をすべきなのか。

1つ言えるのは、「長時間働いて、そのかわりお給料もたくさんもらう」というのは、もうスタンダードな働き方ではないということ。

会社員の人はこうした働き方は会社から認められなくなるだろうし、たとえばフリーランスでも取引相手のことをを考えれば、これまでのような無茶はできなくなっていくはず。

「いや、私は今後も24時間のうち22時間働くよ!」

という人もいるかもしれませんが、今後、まわりの雰囲気が変わった時、本当に今のままの気合が保てるかは疑問です。

一日中仕事をしている人は偉い、努力してる、カッコいい、というこれまでの風潮から、ダサい、余裕がない、仕事ができない、というふうに変わる日はすぐそこまで来ているのではないかと、私は思います。

例えば、今、ビットコインが下がった、買わなくて良かったー、と対岸の火事のように騒いでいる人がたくさんいます。

が、たとえビットコインではないにせよ、今後「楽してお金を稼ぐ」人が今よりもずっと増えていくのは間違いない。

だから労働によってお金を得るという価値は下がっていく。

そんな時にやりたくもない仕事をダラダラと長時間続けるのか。

株で儲けた、ブログで儲けた、メルカリで儲けた、ユーチューブで儲けた、シェアリングで儲けた、副業で儲けた、という周りの人たちを憎みながら、それでもなお、毎月給料を与えてくれる1つの会社に居座り続けるのか。

おそらくもう楽に稼ぐことは当たり前になる。

どんどん楽に稼げない人と稼ぐ人の格差は広がっていくのは間違いない流れではないでしょうか。

では、その先には何が待つのか

今後、ある意味で、労働とお金というものの価値が下がることになるわけです。

かといって、仕事が世の中からなくなることはない。

じゃあその先に待つのは?

もう少し先の未来は「楽しめる仕事」の奪い合いになるのではないかと思っています。

楽しめる仕事を皆が求め、結果として楽しめる仕事が高い給料をもらえるようになる。

楽しめない仕事は、楽して稼げる選択肢がある中で、誰もやろうとは思いません。つらくて仕事はAIがやるだろうし。

もしも今つらい仕事をしていて、はたして今後もやり続けるか迷った時、そんな少し先の未来を予測して、本当に続けるべきかを考えてみてはどうでしょうか。

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